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破傷風のもっとも有効な予防法は予防接種

破傷風は世界中の至るところに存在している破傷風菌の感染によって起こります。

世界全土で発生しており、日本でも毎年死亡者が報告されています。

この菌は手足などの自分でも気づかないほどの小さな傷口から体内に侵入し、強力な神経毒を作り出します。

そして、その毒により口があかなくなったり、痙攣などの神経症状をひきおこし、成人のうち15〜60%が死に至るといわれています。

最も有効な予防法はワクチンの接種です。

昭和43年から始まった破傷風、ジフテリア、百日咳の3種混合ワクチンの定期予防接種(現在はポリオを加えた4種混合)でおこなわれています。

12歳で接種していれば20代前半頃までは免役があります。

最終接種から長期経過している場合は免疫が弱くなっているか消失していることがあります。